2016年のseoの傾向は多くのseo業者においては多量のコンテンツを追加するという手法がはやりました。実際にWELQなどがこの手法により、多くのキーワードにおいて上位表示されました。その結果、いろいろな問題が出たというのも事実です。
ある程度被リンクのあるドメインに対して長めのコンテンツをどんどん追加していくのですが、このコンテンツに問題があったのです。どういう問題か?というと内容が間違っているものや医師法、薬事法などを鑑みると??と思われるものなどが含まれていたのです。
このようなサイトをキュレーションサイトといってインターネット空間のサイトから記事をまとめたものとなっています。言い換えると独自性が薄く、ネット上に転がっている情報をリライトしてコンテンツを作成しているものばかり(そういうものが多く含まれる)です。
前半は今まで通りのアルゴリズムでありましたが、お盆ころからRankBrainと呼ばれるAIに完全に移行しているような動きがありました。これにより、日々アルゴリズムが自動で変わっていくことになりました。9月、10月は大きく順位が動くことがあり、朝、夕で大きく順位が異なることが日常茶飯事でした。
年末に向けて徐々に改善していき12月には大分安定してきました。別の見方をするとこの動きにより、リスティング広告を利用する企業は増えたのではないでしょうか?もし、これがgoogleの戦略であるならすごいなぁと思います。
実際にgoogle(アルファベット)の業績はかなりよく、無関係ではないかもしれません。
この年はコンテンツがないものは全く評価しないという方向にアルゴリズムが変わってきました。当然、徐々にこのフィルターを強くしております。2017年もこの傾向が続いております。また、このコンテンツの内容に関してもある程度の評価を加えるようになってきていると考えられます。
また、ユーザービリティ―を考えたナビゲーションが設置されたものなどが評価を上げております。きっとこれらの有無も評価の基準に入っていると思っていいでしょう。いままでのseoは全く通用せずと開き直るしかありません。またこれらの作業は非常に手間がかかりますので、seoを行うための費用が増大しております。きっとgoogleはどんどんこの傾向をすすめてくることでしょう。そうなるとseoの費用がさらに増え、seoを費用対効果の面から撤退する業者も増えると考えているのでしょう。
2016年の前半はアフィリエイターの作成するランキングサイトをちらほら見かけましたが、年末にはその数がかなり減りました。一方、大手の企業グループのサイトが上位に表示されることが増えました。アフィリエイターも年間を通すとかなり苦戦した業者も増えたのでしはないでしょうか?
そうはいってもまっとうなコンテンツを作成し、ほぼポータルサイトのようなものを作成している業者は十分にやっております。ただ、その場合は運営費用もかなりかかりますのでいままでほど、簡単に儲かるというのなくなったと言えます。